■ 中東情勢、ナフサ価格の影響
2026年に入り、中東情勢の緊迫化により原油価格が高騰しています。 石油由来の製品に関しての値上がりが叫ばれており、製品本体はもとより輸送の際に必要不可欠な燃料油、また梱包資材の値上がりも、全体の値上げに拍車をかけています。
石油由来の梱包資材の例



これら化成品(プラスチック)の梱包資材を取り扱うお客様より「必要な時に必要な量が確保できない」 という不安のお声を頂いております。
- 仕入価格が月単位で細かく変動
- メーカーによる受注制限
- 物流の遅れ、材料の供給停止による納期遅延
- 今後も高騰が続く見通しからくる買いだめ など「必要量が確保できない」要因となっております。
■ だからこそ、クラフト紙への移行検討が進んでいます
クラフト紙は木材パルプを原料とするため、石油価格の影響を受けにくい素材です。 そのため、ポリ資材が不安定な今、クラフト紙への切り替えや併用を検討する企業様が増えています。当社では、先日(2026年4月6日)のブログでも紹介しました通り、クラフト紙が「昔から使われている耐重性のある資材」であることと併せて、ポリ資材からクラフト紙へ移行するメリットをお伝えしております。
✔ クラフト紙に移行するメリット
- 価格が急変しにくい(石油依存が低い)
- 供給が安定しており、納期が読みやすい
- 環境配慮として顧客評価が上がる(脱プラ対応)
- 印刷・サイズの自由度が高く、ブランド価値が向上
- リサイクルしやすく、廃棄コストも抑えられる
特に製造業・食品・EC事業者様より 「今のうちに紙へ移行しておきたい」というご相談を頂くようになりました。
■提案例:紙製パレットカバー
ここからは、クラフト紙に移行する際の“具体例”として、 紙製パレットカバー を紹介します。
プチプチやカバーシートなどの緩衝材はポリエチレン製故、 今回の高騰・供給不安の影響を強く受けている製品でもあります。
一方、紙製パレットカバーはナフサ(石油)の影響を受けにくい他、下記の特徴があります。

- 塵除け、雨避けの他、静電気を帯びない
ポリ製のカバーは長期保存の際に、ホコリが吸い付いて使い捨てになる場合がほとんど。紙はホコリを払って再度使用可能。 - 紙製なので、カバーに直接文字が書ける
シールや識別札だけでなく、カバー自体に書き込む選択肢が生まれる。 - 日避け、目隠しになる
透明・半透明のポリ製カバーとの明確な違い。日光による退色や劣化を防ぐ。 - サイズ調整や小ロット対応がしやすい
お客様の倉庫やパレット、管理方法に合わせてサイズ調整可能。ポリ製の規格と差別化。 - リサイクルしやすい環境配慮素材
クラフト紙はリサイクルできる資源。
■ まとめ:クラフト紙への移行は“リスク回避”と“ブランド価値向上”の両立
ポリ資材の高騰は一時的なものではなく、 今後も続く可能性が高いと言われています。現在使用しているポリ素材が入手困難になった場合、慌てて代替のポリ素材から探すのではなく、予め紙素材への移行を進めておくことがコスト面、供給面での“リスク回避”と成り得るのではないでしょうか。
また、デザイン面や価格でポリ素材との差別化を図り、一部を紙素材へ切り替え、併用を進めることが“ブランド価値の創出・向上”へ繋がると考えます。
当社ではクラフト紙や段ボールを中心に、袋から緩衝材までお客様の用途に合わせた紙資材をご提案しています。
「どれから紙に切り替えればいい?」 「今の梱包を紙にするとどうなる?」 など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
この記事の担当者:大山

